ガングリオン

ガングリオンは、神経節の一部で、特に関節や腱の周りにできる良性の腫瘍です。主に手首や足首、指の関節などに発生し、透明で粘性のあるゲル状の液体が満たされた嚢（ふくろ）を形成します。サイズや形状は様々で、通常は直径1〜3センチ程度ですが、稀にそれ以上に成長することもあります。

ガングリオンは多くの場合、痛みを伴わないことが一般的ですが、周囲の神経や組織を圧迫することで不快感や痛みを感じることがあります。大きさや位置によっては、手の動きに影響を及ぼすこともあります。

治療法にはいくつかの選択肢があります。症状がない場合や軽度のものであれば、特に治療を行わないこともありますが、見た目が気になる、または痛みがある場合には、針での吸引（液体を抜き取る）や手術による除去が必要となります。また、手術が必要は場合は大きな病院へ紹介になる可能性がございます。