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正式名称は尋常性疣贅じんじょうせいゆうぜいといいます。ウイルス(HPV:ヒト乳頭腫ウイルス)によるイボ(疣贅)です。手や足の指、足の裏などにできやすく、抵抗力の低い子供に多く発症しますが、大人にできることもあります。通常、痛みなどの自覚症状はなく、やや硬く黒い点々(点状出血)が表面に見られることが多いです。治療をせずに放置すると数が増えたりサイズが大きくなったりします。また、見た目がウオノメによく似るため、問診でウオノメができたとおっしゃる方の多くがこの病気です。自己判断でウオノメの市販薬を使用すると悪化することがあります。人にうつることもあり、治療期間が長くかかるケースも多くあるので、早めの治療開始をおすすめしています。
当院では液体窒素による凍結治療、外用薬、漢方薬内服などの治療を行っています。当院で保険診療を行っても治りが悪い場合は、自費診療でモノクロロ酢酸の塗布やレーザー治療を行う場合があります。

正式名称は虫刺症ちゅうししょうといいます。蚊、ブユ、アブ、ノミ、ダニ、蜂、クモ、ムカデ、毛虫など、原因の虫は様々です。
虫刺されの症状には、刺されてすぐに起こるかゆみ(即時型)、刺されて1-2日経過してから起こるかゆみ(遅延型)、痛み、赤み、水ぶくれなどがあります。かゆみの原因はアレルギー反応であり、体質などにより症状の個人差が大きくなります。掻くことでとびひなどの二次感染を起こしたり、傷跡が残ったりする可能性が高くなります。市販薬で改善しない場合はステロイド外用薬での治療が必要になり、症状が強い場合は内服薬も必要になるので、早めの皮膚科受診をおすすめします。
また、蜂に刺されると30分〜1時間以内にショック症状を起こす重篤なアレルギー(アナフィラキシー)が出る方もいるので注意が必要です。当院では、このような方にエピペンというアドレナリン注射薬(緊急時のために携帯できる薬)の処方も行っています。

正式名称は伝染性軟属腫でんせんせいなんぞくしゅといいます。伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。表面がツルツルとした数mm程度の肌色や白色のできものです。表面が少し凹んだように見えるのも特徴です。
プールなどで肌が触れ合ったり、水泳用具を共有することなどで他人にうつる可能性があるので注意が必要です。
治療は水イボ専用のピンセットで1つずつつまんで取ります。痛みを伴うため、局所麻酔のテープを貼付後に麻酔の効いた状態での治療をおすすめしています。また、乾燥肌の場合、掻くことで水イボが全身に広がる可能性が高くなるため日々の保湿が大切になります。
経過観察する場合もありますが、水イボが増えてしまいつらくなることがあります。そのため、当院では少ないうちに治療することをおすすめしています。

赤ちゃんにできる湿疹の総称を乳児湿疹と言います。
脂漏性しろうせい皮膚炎が代表的ですが、あせも(汗疹かんしん)、よだれかぶれ、口舐くちなめ病、おむつかぶれ、ニキビ(新生児ざそう)なども含まれます。
脂漏性皮膚炎は生後3-4週間頃からおでこや頭皮、眉毛などに黄色いかさぶたができるのが特徴です。石鹸や頭皮用シャンプーで軽減することもありますが、改善が乏しい場合は保湿剤やステロイド外用薬で治療を行います。
赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く、皮脂をバランスよく作れないため、汗をかきやすく乾燥しやすいという特徴があります。ちょっとしたことでトラブルを起こしやすいため、日々のスキンケアがとても重要です。市販の保湿剤で肌の状態が改善しない場合は、湿疹等のトラブルがない場合でも一度皮膚科を受診してみてください。

正式名称は伝染性膿痂疹でんせんせいのうかしんといいます。ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌(溶連菌)による細菌感染症です。接触により感染し、火事の飛び火のようにあっという間に広がることから「とびひ」と呼ばれます。あせもや虫刺されなどかゆみのある部分を引っ掻いたり、転んでできた傷に二次感染を起こすことが原因になります。
とびひには幼小児に起こりやすい水ぶくれを伴うタイプと、大人に起こりやすいかさぶたを伴うタイプの2種類があります。
どちらも治療は抗生剤の内服と外用で、かゆみを伴っている場合はかゆみ止めの内服を併用することもあります。稀に一般的な抗生剤の効きにくい耐性菌が原因になることがあり、有効な抗生剤を選択できるように当院では治療開始前に細菌培養検査を行っています。
予防として、手洗いや爪を短く切っておくこと、毎日入浴して皮膚を清潔に保つことなどが効果的です。